大森町にある民間企業やNPO法人などと行政で構成する「石見銀山代官所跡周辺域活性化協議会」が主催するイベント「詩(うた)と生活(くらし)とデザイン展」が、7月18日から11月3日まで開催しています。

お米に関する展示を見る来場者 米にまつわる展示

このイベントは、大森町の新しい試みとして、町並み全体を一つのミュージアムに見立てて、作品や文化財を観て歩くことができるものです。

大田市在住の詩人や彫刻家、大田市出身の写真家やデザイナーらの地元にゆかりのある作家さんの作品が、石見銀山資料館をはじめとした大森町にある数か所の歴史的建造物をメイン会場に展示されます。

そうした作品と、各施設で展示している古くからの暮らしの道具やしつらえなどを同時に展示することで、それぞれのデザインの視点に気づくことができる企画展となっています。

古民家に展示されたオブジェ オブジェに見入る子どもたち

メイン会場は、「石見銀山資料館」「重要文化財熊谷家住宅」「ひまわり館」「代官所地役人旧河島家」「無邪く庵」「群言堂本店」の6か所。

すべての施設に入ることのできる共通の入場チケットは「無邪く庵」を除く各会場で販売しています。

大森町内を歩きながら、日常を改めてデザインの視点で見つめなおすことで、「心豊かな暮らしとは何か」を考えるきっかけとしてみてはいかがでしょうか。

子どもたちの干支の絵をつかった作品 写真の展示に見入る来場者