1.目的

 火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、高齢者等を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的としています。

 

2.主な行事

 1 火災予防広報・・・桃太郎旗、横断幕、電光掲示板、広報誌、SNSへの投稿、市内の中学生による音声告知放送をおこないます。

 2 火災予防立入検査・・・市内各所の防火対象物への立入検査をおこないます。

 3 消防訓練立ち合い指導・・・市内各所の防火対象物の避難訓練指導をおこないます。

 4 消防フェス2025・・・消防本部庁舎において11月23日(日)に放水・煙体験や消防車乗車体験など様々なイベントをおこないます。

 5 火災予防・住宅用火災警報器の普及啓発・・・大田市立病院において11月11日(火)から11月21日(金)まで住宅用火災警報                     器が取り付けられたミニチュア住警器ハウスや火災予防に関するパネルや資料の展示を行います。

 

3.実施期間

 令和7年11月9日(日)から11月15日(土)までの7日間

4.防火標語

 令和7年度全国統一防火標語
  『急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし』

 

 

令和7年火災予防ポスター

 データ提供:(一財)日本防火・危機管理促進協会

5.火災発生状況

 令和6年の火災発生件数は20件で、令和5年の18件に比べ2件の増加となりました。火災は一瞬の油断により発生します。火災のない大田市とするため、一人一人が火の取り扱いには十分注意し火災予防に努めてください。

 

 ◎令和6年火災発生件数

種別 建物火災 林野火災 車両火災 船舶火災 その他火災 合計
件数

6

3 1 10 20

 ※その他火災とは、田畑や空地などでの火災です。

 

 ◎令和6年火災発生原因

順位 原因 件数
第1位 たき火 12
第2位 電気機器

第2位 枯草焼き
第3位

たばこ

1
第3位

線香

1
第3位

その他

1
第3位

不明

1

 

6.取組内容

(1)住宅防火 いのちを守る 10つのポイント

◎4つの習慣

  1. 寝たばこは絶対しない、させない。
  2. ストーブの周りには燃えやすいものを置かない。
  3. こんろを使うときは火のそばを離れない。
  4. コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。

◎6つの対策

  1. 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する。
  2. 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
  3. 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する。
  4. 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく。     
  5. お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
  6. 防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防災対策を行う。

 住宅防火いのちを守る10のポイント

(2)住宅用火災警報器を設置し、適正な維持管理をしましょう。

 すべての住宅において、住宅用火災警報器の設置は義務です。設置率は全国84.9%島根県78.4%に対して、大田市は70.0%という結果になっています。

 住宅用火災警報器を設置することによって、火災の早期発見、火災による逃げ遅れを防ぐことにつながります。住宅用火災警報器を設置し火災から家族・自分自身の命を守りましょう。

 ※住宅用火災警報器に関する詳細は、こちらでご確認ください。

 ※大田市消防本部職員が出演した説明動画を見ることができます。

  住警器ってどがなもんーYouTube(外部サイト)

 

(3)ストップ!寝たばこ

 たばこは全国の出火原因第1位であり、住宅火災での出火原因別死者数でも第1位となっています。寝たばこは絶対にやめましょう。

 ◎寝たばこ火災を防ぐ三ヵ条

  • ふとんで吸わない!
  • 灰皿には水を入れて!
  • 消えたかどうか絶対確認!

(4)屋外での火の取り扱いには十分に注意しましょう。

 大田市で発生している火災の約半数以上が、たき火を出火原因とするものです。たき火を放置したり、強風下で実施することにより、建物や車両、山林に延焼し、大きな被害が出る場合もあります。
 ※その他火災とは、田畑や空地などでの火災です。

 ◎屋外での火災発生防止対策

  • 強風時及び乾燥時には実施しないこと
  • 火をつけたら、監視をし、絶対にその場から離れないこと
  • 水バケツや消火器等の消火準備を励行すること
  • 必ず日没までには終えること
  • 火災と紛らわしい行為を行う場合は、事前に届け出を行う。届出を提出する時間的余裕がない場合は、最寄りの消防署へ連絡すること

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 (5)地震火災を防ぐ15のポイント

   ○事前の対策
        1 住まいの耐震性を確保する
        2 家具等の転倒防止対策(固定)を行う
        3 感震ブレーカーを設置する
        4 ストーブ等の暖房機器の周辺は整理整頓し、可燃物を近くに置かない
        5 住宅用消火器等を設置し、使用方法について確認する
        6 住宅用火災警報器(連動型住宅用火災警報器などの付加的な機能を併せ持つ
            機器)を設置する
        7 地震直後の行動(8~10)について平時から玄関等に表示し、避難時に確認
           できるようにする
 

  ○地震直後の行動
        8 停電中は電化製品のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから
            抜く
        9 石油ストーブやファンヒーターからの油漏れの有無を確認する
       10 避難するときはブレーカーを落とす

  ○地震からしばらくして(電気やガスの復旧、避難からもどったら)
       11 ガス機器、電化製品及び石油器具の使用を再開するときは、機器に破損がな
            いこと、近くに燃えやすいものがないことを確認する
       12 再通電後は、しばらく電化製品に異常(煙、におい)がないか注意を払う
 

  ○その他日頃からの対策
       13 自分の地域での地震火災による影響を把握する
       14 消防団や自主防災組織等へ参加する
       15 地域の防災訓練へ参加するなどし、発災時の対応要領の習熟を図る