市長施政方針（平成30年3月市議会定例会）
平成30年3月市議会定例会の初日（3月2日）に行った市長の平成30年度施政方針です。
はじめに
平成30年第1回大田市議会定例会の開会にあたり、新年度の市政運営について、私の所信を申し上げ、市民の皆様並びに市議会議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 私が、昨年10月に大田市長として、市政運営を担当させていただくようになってから、早や4か月が経過しました。
この間、「石見銀山遺跡」世界遺産登録10周年事業の取り組みや2020年に開催される全国植樹祭の開催地として三瓶山が決定したことなどを通じて、当市は、県内でもポテンシャルの高い地域であると改めて自信を深めました。
これらの世界にも誇れる大田市の魅力をいっそう磨き上げ、着実に未来に引き継いでいくことはもとより、定住や観光など、地域活力の向上に結びつけていくことが、私に課せられた使命であります。
大田市を、もっと元気で、もっと魅力的で、そして市民の方々がもっと幸せ感を抱いていただけるよう、精一杯頑張ってまいります。
国の月例経済報告によりますと、我が国の景気は緩やかに回復しており、先行きについても、雇用・所得環境の改善が続く中、各種政策の効果もあって緩やかな回復が続くとされています。
当市においては、一部の職種で雇用の改善は見られるものの、市全体で景気回復を実感するというまでには至っていないのが現状であります。
少子化や若い人たちの市外流出による人口減少が、地域経済の縮小につながっていると考えられます。
このことから、新年度は、特に若い人たちに「大田に住みたい、大田で挑戦したい、大田で働きたい」と思っていただける「産業振興による多様な雇用の場の確保」と、大田の素晴らしい地域資源を誇り、ふるさと大田を愛し、自慢していけるような「人材の育成・教育の充実」を重点施策の柱に掲げ取り組んでまいります。
新年度は、平成31年度からスタートする新しい総合計画を策定する年であります。既に、市民アンケート調査、高校生アンケート調査の実施やワークショップ「大田市みらい会議」の開催などにより、市政に対する市民意識の把握を行ったところであります。
1月には、将来を担う若い人たちや女性を中心に構成する大田市総合計画審議会を設置し、基本構想の策定について諮問したところであります。
市民と行政が一緒になって、若者が活躍できる夢のあるまちづくり、誰もが大田市を誇りに思い自慢していけるまちづくり、全ての市民の方々が元気で明るく笑顔でいられるまちづくりを目指す計画としたいと考えています。
私は、市民の方々が、未来の大田のためのまちづくりに市役所と一緒になって、大田市の新しい姿や文化を創り上げていきたいという思いから、「共創のまちづくり」を掲げました。
引き続き、現場主義に徹し、市民との対話を重ねながら、様々な視点、立場から十分に議論して、より良い方向を見つけていくという過程を大切にし、市民に分かりやすい市政、誰でも意見の言いやすい市政、常に前向きな市政に取り組んでまいります。
主要施策の概要
それでは、本定例会において、ご審議いただきます諸議案の説明に先立ちまして、新年度の主要施策について、「大田市総合計画」に掲げる施策体系に沿って、申し述べます。
第１は、「地域資源のネットワークによる活発な産業づくり」についてであります。
「地域資源のネットワークによる活発な産業づくり」をダウンロードする（PDF：248.796KB）
第２は、「だれもが住みよく、安心・やすらぎを感じる生活づくり」であります。
「だれもが住みよく、安心・やすらぎを感じる生活づくり」をダウンロードする（PDF：214.427KB）
第３は、「県央の中核都市にふさわしい、快適な基盤づくり」であります。
「県央の中核都市にふさわしい、快適な基盤づくり」をダウンロードする（PDF：199.866KB）
第４は、「石見銀山をはじめとする歴史文化を生かした創造的な人づくり」であります。
「石見銀山をはじめとする歴史文化を生かした創造的なひとづくり」をダウンロードする（PDF：201.963KB）
第５は、「自然との共生や循環型社会を目指す生活環境づくり」であります。
「自然との共生や循環型社会を目指す生活環境づくり」をダウンロードする（PDF：89.392KB）
第６は「参画と協働によるまちづくり」であります。
「参画と協働によるまちづくり」をダウンロードする（PDF：172.408KB）
以上、６項目にわたり主要施策の概要を申し述べました。
予算案等提案理由
「予算案等提案理由」をダウンロードする（PDF：136.662KB）
市民の皆様、そして市議会議員各位のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げ、私の施政方針並びに提案理由の説明といたします。
