10月26日に山村留学センター「三瓶こだま学園」の開設20周年記念を祝う式典が、国立三瓶青少年交流の家で開催され、受入農家や体験活動支援者、留学中の小中学生および修園生と保護者、地元住民ら約150人が参加しました。

式典の様子

市長は「延べ233名の留学生が四季折々の豊かな自然や文化に触れ、多くの人と関わり、共同生活を送りながら成長し、三瓶をふるさととして巣立っていった。受け入れ農家の皆さまを始め、多くの関係者のご尽力の賜物であり、心から感謝申し上げる。引き続き山村留学事業へのご支援、ご協力をお願いしたい」とあいさつしました。 

あいさつあいさつ

感謝状贈呈では、受入農家の皆さん、体験活動支援者の皆さん、山村留学事業支援者の皆さんへ、今までのご支援とご協力に対し、感謝状を贈呈しました。

感謝状を受け取る受入農家さん

『これまでの20年と今後の展望』をテーマとして関係者によるトークセッションでは、山村留学センター開設当初から受入農家会長として、ホームステイを受け入れている矢田千里さんは「久しぶりに会った子どもから「お父さん!」と声をかけてもらった。立派に成長して本当にうれしい。子ども達とのふれあいが自分の生きがいなので、今後も元気な限り続けていきたい」と話しました。また、13~15期修園生で、現在は中山牧場で勤務する倉田慎さんは「大田市は第2のふるさと。山村留学センターにも関わり続けていきたいと思い、この地で就職を決意した」と自身の経験を話しました。

トークセッションをする関係者 トークセッションをする関係者

山村留学事業は、大田市の自然と文化を活用し、市内外の子どもたちに自然文化体験と集団生活を通して自ら生きる知恵を習得する場を提供するとともに、市内の子どもたちから高齢者にいたるまでの幅広い住民との交流活動を推進することを目的としています。
長期留学を柱に、夏・冬などの短期自然体験を実施し、都会の子どもたちにとっては大田市を「第二のふるさと」と感じる機会に、大田市の子どもたちにとっては、多くの市外の子どもたちとの交流によって、ふるさとの「良さ」を発見する機会となるよう取り組んでいます。

参加者全員で記念撮影