県民ミュージカル「あいと地球と競売人」は、平成6年3月に初演、その翌年から島根県民会館事業として県内外で上演され、令和5年度に30周年を迎えました。その間、県内はもとより東京・富山県・愛知県などの会場で71回もの公演を重ね、約6万人の来場者に共感と感動を与えてきました。

全体集合写真

2月24日に大田市民会館で公演をおこない、次なるステップの第一歩を踏み出すことを、12月26日、「あいと地球と競売人」実行委員会が市長を訪問し、その意気込みを語りました。

談笑シーン 談笑する市長

子役の2人

子役の上月岳人(こうづき がくと)さんは「本番に向けて練習は厳しいが、みんなで頑張っているので、本番を観に来てくれると嬉しい。2年連続で主人公を務めるので、みんなを引っ張っていきたい」と話しました。

子役の男の子

もう一人の子役の片岡由季(かたおか ゆき)さんは「初めてのあいちゃん役で、分からない・難しいことも沢山あるが、先生や共演者の皆さんと協力し合ったり、励まし合ったり、最高の舞台を作れるよう頑張っている。地球のことを楽しくみんなに知ってもらうことが大切だと思っている。地球のことを考えるきっかけとなるよう良い公演をしたい」と話しました。

子役の女の子

 

演出家の和田史朗さんは「ミュージカルを通して成功体験を積むこと、チャレンジ精神を養うことは人材育成・子ども育成につながる。これからも子どもたちの活力・原動力となるよう行政や我々が考えていかなければならないと思う」と話しました。

談笑するプロデューサー

大田市出身で演出補佐の竹内大樹さんは「大勢で一つの作品を作ることはそうあることではない。色んな人と交流する中で人間として成長する。ミュージカル活動は成長できる場。次回は大田の子どもや大人に参加してもらい、一致団結してまち全体を盛り上げたい」と話しました。

談笑する竹内さん

説明する竹内さん

市長は「長年に渡り、受け継いできたことは素晴らしいこと。大田公演の成功を願っている」と激励しました。

豊かな地域文化創造と次世代を担う子供たちの育成を目的としたこの作品が、ふるさと島根県内はもとより、全国へ、さらには世界へと伝えられていくことを願っています。

ポスターを持った子役二人