7月は「再犯防止啓発月間」および「社会を明るくする運動強調月間」であることから、市長に更生保護や保護司会の活動をより深く知ってもらいたいと、大田地区保護司会より申し出があり「市長を語る会」を開催しました。

始めに、大田地区保護司会の活動拠点である「更生保護サポートセンター(旧仁摩町有線放送電話協会本部)」を見学しました。

更生保護C玄関

更生保護C会議室 更生保護C事務室
ここは、平日の9時から16時までを基本に、保護観察所から認定を受けた保護司8人が輪番制で原則常駐し、相談の対応をされているとのことです。

 

続いて、仁万まちづくりセンターへ移動し、「市長と語る会(ふれあいトーク)」を行いました。

岩谷課長説明 岡田会長挨拶
参加者は大田地区保護司会より6人、大田地区更生保護女性会より3人、また、本日の取り組みに関心をもたれた松江保護観察所からも2人の保護観察官が同席されました。

 

松江保護観察官説明
松江保護観察所からは、保護司の役割や保護観察対象者が抱えている問題について説明がありました。また、大田地区保護司会は定数31人に対して現在の登録者は28人。これからは、欠員に加え順次退職者も出てくるので、新しい保護司を増やして欲しい。また、犯罪をした人の中には女性もいるので女性保護司を増やして欲しい、との話しがありました。 

市生活福祉課からは、犯罪の統計資料を用いた説明がありました。市における犯罪の傾向としては窃盗犯が多く、65歳以上の高齢者が多い。その要因の一つとしては、障がいや認知症などを抱えて地域で孤立し生きづらさを感じている高齢者が多いと考えられる。また、市では犯罪をしたか否かに関わらず、経済的に困窮した状況であれば、生活困窮者自立支援事業の支援対象に、また経済的な理由以外に生活課題を抱えて地域で孤立している世帯であれば重層的支援体制整備事業の対象になり、20か所の保健・医療・福祉関係機関が連携・協働して支援する仕組みがある、との説明がありました。

 

 

津村さん
参加者からは、保護司をして30年になるが後任を決めないと辞められない状況がある。また、自治会長など色々な役が集中して依頼がある。

 

更生保護女性会
また、ある参加者からは、小さい活動の積み重ねで良くなっていったらいい。犯罪をしてしまった人のフォローも必要だが、事件が起きないようにすることも大事。みんなが楽しく助け合って生きていけたらいい。自分が好きでないといい行動はできない、などの意見がありました。

市長意見
市長からは、色々な役が全部自分に回ってくるとの話があったが、今のリーダーが変えていかない限り変わらない。誰かが変えていく努力をしないと、いつまでたっても変わらない。地域で人が足らないのはどこでも一緒。自治会長などの役は男性がされているところが多いが、女性の自治会長がいてもいい。どんどん女性には活躍してほしい。やってないからやれないだけであって、やってもらって経験すると少しずつ出来るようになるのではないか。

私が一番危惧しているのは、これまで色々な行事があったのになくなってきていること。運動会も体協もなくなり、人と人とが触れ合う機会がなくなってきた。このような状況の中で、果たして災害が起きた時に地域で助け合うことができるのだろうか。今から始めても遅くないので、少しずつでも輪を広げる努力を。それぞれがそれぞれのできる範囲でまずは関わりを持つこと。そして、一人ひとりが少しずつでも役割を果たしていくしかない、と述べました。