令和6年度 評価替え(家屋)について
固定資産の「評価替え」とは、3年間の価格変動に対応し、土地・家屋の評価額を均衡のとれた適切な価格に見直す制度です
評価のしくみ(家屋)
家屋の評価は固定資産評価基準によって再建築価格を基準とする方法によって求めることとされています。評価額は評価対象となる家屋の評点数を求め、それに評点一点当たりの価格を乗じて算出します。(再建築価格とは、評価対象となった家屋と同一のものを、評価の時点においてその場所に新築するとした場合に必要とされる建築費です。)
評価額=(1)評点数×(2)評点一点当たりの価格
(1)評点数=再建築費評点数【新増分:令和6年度固定資産評価基準をもとに算出】×損耗の状況による減点補正率(経年減点補正率、積雪補正率)
(2)評点一点当たりの価格(一点単価)=1円×物価水準による補正率×設計管理費等による補正率 ・木造=1円×0.95×1.05=0.99(改正なし) ・非木造=1円×1.00×1.10=1.10(改正なし)
在来分の家屋についても、3年に一度見直しを行います。この場合の再建築費評点数は、基準年度の前年度における再建築費評点数に再建築費評点補正率(令和6年度の場合、木造1.11、非木造:1.07)を乗じて算出され、評価額が前年度の評価額を超える場合には、引き上げられることなく前年度の評価額に据え置かれます。
例)専用住宅(非木造、令和4年建て)の場合
項目 |
令和5年度 |
令和6年度 |
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A 再建築費 | 10,000,000円 | 10,700,000円 | 前年の再建築費×1.07 |
B 経年補正率 | 0.80 | 0.75 | 経過年数による補正率 |
C 一点単価 | 1.10 | 1.10 | 改正なし |
D 積雪補正 | 1.00 | 1.00 | 改正なし |
評価額 (A×B×C×D) |
8,800,000円 |
8,827,500円 |
結果、前年度の評価額を上回るため、経過措置により前年度の評価額8,800,000円に据え置かれます。 |