大田市では、今年7月に迎える世界遺産登録10周年を契機に、さらに大田の魅力を発信しようとさまざまな取り組みを行っています。
今回、石見銀山の歴史にちなんだ食材として「梅」にスポットを当てたレシピを募集し、全国から37品の応募がありました。
2月17日、大森町の渡辺家住宅で2次審査が行われ、事前に行われた1次審査を通過した9品を、島根県立大学健康栄養学科の教授など8人の市内外の審査員が審査し、最優秀賞、優秀賞、入賞が選ばれました。
(写真は2次審査に進んだ9品)
絶品!梅レシピコンテスト最優秀賞は・・・

審査基準は、以下の4点。

    • 材料やストーリーなどから大田らしさが表現できるもの
    • 調理の工夫や意外性、エピソードなどのオリジナリティがあるもの
    • 味わいや見た目の良さが秀でているもの
    • 使われている食材の良さが活かされているもの

それぞれの家庭の味、昔食べた懐かしい味など思い出のつまった味や、独創性のあるアレンジ料理などさまざまで、審査員も点数をつけるのにひと苦労といったようすでした。

 審査の結果は以下の通り、

 審査結果  レシピ名 応募者 
 最優秀賞  銀山縁起物語  内藤陽子さん(大田市)
 優秀賞  福銀弁当  外山乃梨子さん(埼玉県さいたま市)
 優秀賞  ふきの梅煮  森脇慶子さん(大田市)
 入賞  減塩梅干しの甘露煮で絞り寒天  稲村幸子さん(福岡県福岡市) 
 入賞  汗と涙の銀山赤どりウメ~揚げ  奥田裕子さん(岡山県総社市) 
 入賞  手羽先の梅酒煮   奥迫由美子さん(浜田市) 
 入賞  代官芋(さつま芋)のガレット   荊尾啓子さん(大田市) 
 入賞  魚の梅磯巻き   荊尾啓子さん(大田市) 
 入賞  鶏肉のうめえロールカツ   清水智恵さん(大田市) 

 
(写真は審査のようす)
審査のようす1審査のようす2審査のようす3審査のようす4

●最優秀賞の内藤さん
蒸したサツマイモに、梅酒のうめなどを加えて練りきりのように形成したお菓子を作られました。写真手前が表面に卵黄を塗ってオーブンで焼いた洋風のもの、後ろが和風のもの。
最優秀賞に驚きつつも「このレシピが大田を訪れた人へのおもてなしにつながってほしい」と受賞の喜びを話していただきました。
銀山縁起物語をもつ内藤さん銀山縁起物語

●優秀賞の福銀弁当
鯵の梅しそ押し寿司と鯛と梅のめのはご飯のお弁当。丁銀をイメージした一品です。
福銀弁当

●優秀賞のふきの梅煮
ふきの香りと梅の酸味が合わさって、さっぱりとした一品です。森脇さんのお孫さんのお弁当のおかずにもなっているそうです。
ふきの梅煮

今回募集された梅レシピは、今後市内を中心としたイベントなどで周知、PRしていきます。また、市内の飲食店などにレシピを配布し、活用を提案していきます。

梅レシピについてのお問い合わせは産業振興部産業企画課(電話0854-83-8073)までお問い合わせください。