大田市立第三中学校でおこなわれている「地域との連携した陶芸活動」が、県内で初めて厚生労働省が主催する「地域発!いいもの」に認定されました。

「地域発!いいもの」は、各地域でおこなわれている技能振興や技能者育成(人材育成)の特色ある取組や制度を厚生労働省が認定する制度で、3月17日に生徒会長の川平隼平さんと副会長の森長香帆さんらが楫野市長を訪ね、認定を受けたことを報告しました。

認定を受けた取組は60年も前から続く陶芸活動で、地場産業である石州瓦の製造にちなんだものです。

学校の敷地内には登り窯があり、地元の瓦製造会社である株式会社シバオが技術を指導。生徒は、毎年夏に自分たちで作った作品を泊まり込みで焼き上げます。

川平さんは「まきを運んだり、燃やしたりする作業を協力しておこなうことで、みんなの距離が縮まっている。」と活動を振り返りました。

大田三中の生徒が市長に取り組みを報告

また、長年にわたり指導を続けている株式会社シバオの芝尾金男会長は「思い出に残る貴重な体験をいつまでも大切にしてほしい」と話しました。

市長は、「ふるさとの粘土を使った長年の活動が、国の認定を受けて大変嬉しい。これからも、伝統ある活動を引き継いでほしい」と語りました。

集合写真