岡山県笠岡市と大田市は、いも代官として親しまれている井戸平左衛門公をゆかりとし、平成2年4月に友好都市縁組を行いました。
昨年11月にこの友好都市縁組30周年を記念し、笠岡市において記念式典を開催。大田市からは市長をはじめとする訪問団や記念式典で神楽を公演した土江子ども神楽団、記念サッカー大会に出場した大田サッカークラブの約60人が笠岡市を訪れました。

式典の翌日に大田市訪問団と土江子ども神楽団は、笠岡諸島の最南端にある六島(むしま)を訪問し、約60人の島民に迎えられました。島の名所「六島灯台」へは島の6人の子どもたちが先頭に立って道案内をしてくれました。とても温かく迎えられたことに感激した神楽団の子どもたちは、そこにあった太鼓を借り、衣装も笛もない神楽を披露。別れ際には、島の子どもたちに「ぜひ、大田市へ来てほしい」と再会を誓い合っていました。
大迫力の子ども神楽を鑑賞する子どもたち 神楽衣装の試着体験
コロナ禍で一度は延期したものの、4月1日、土江子ども神楽団が六島の子どもたちを大田市へ招待。一緒に石見銀山遺跡や三瓶小豆原埋没林を見学したり、神楽を披露したりしました。
翌2日には、六島の子どもたちが楫野市長を訪問し、再会が実現しました。
「神楽の迫力がすごかった」「日本海を初めて見た」と大田市での印象を口々に語り、市長は「まだまだたくさん見どころがある。ぜひ、また訪れてほしい」と話しました。また、六島の子どもたちからは、島のシンボルである水仙のドライフラワーが市長へプレゼントされました。
市長に大田市を訪問した感想を述べる六島の子どもたち 市長へ六島の水仙のドライフラワーを手渡す子どもたち
記念写真におさまる六島の子どもたち
市役所の玄関では、土江子ども神楽団の子どもたちが六島の子どもたちを見送り、別れを惜しみました。
土江子ども神楽団の子どもたちとのお別れ 手を振り六島の子どもたちを見送りました