4月27日、第71回全国植樹祭(5月30日・三瓶山北の原)へ天皇陛下がオンラインでご臨席になることが発表されました。
このことについて、丸山島根県知事が市役所を訪問し、経過などを市長に説明されました。
島根県知事が大田市長へ経過を説明
知事は「全国的な新型コロナウイルス感染症の状況により、判断された。県としては、できるだけご臨席に近い形でのお出ましをお願いし、天皇陛下にはオンラインで行幸いただくことになった。オンラインでお言葉を頂戴し、お手植え、お手播き、ご収穫を東京で行っていただき、会場で放映することで調整を行っている」と経過を説明。そのうえで「これまで4年以上にわたりご尽力いただいた大田市民の皆さま、関係者の皆さまの期待に添えないことになり、申し訳ない。引き続いてのお力添えとご理解をお願いしたい」と協力を求めました。
これに対し、市長は「これまで島根県には丁寧な対応をしていただき、感謝している。新型コロナウイルス感染症の状況を考えるとやむを得ないと受け止めている。オンラインでの行幸啓は今取りうる最大限の対応と受け止め、5月30日に植樹祭が万全の体制で開催できるよう、準備を進めていきたい」と話しました。

そして、市長は「天皇皇后両陛下にみていただこうと思っていた」と、応接室に展示されている昭和46年の全国植樹祭の際に、昭和天皇皇后陛下が昼食の際にお使いになった食器を紹介しました。
前回の植樹祭で天皇皇后陛下がお使いになった食器などを知事で紹介する市長
また、市長はその後の記者会見でコメントを発表。「市民の皆さまには全国植樹祭の開催が決定してから、今日まで天皇皇后陛下のご臨席を前提として準備していただいた。天皇皇后陛下に直接ご覧いただくことは叶わなくなったが、オンラインでご覧いただけることになった。これまでの準備の成果を発揮し、全国に大田の魅力を発信していただきたい。全国植樹祭まであと一月。皆さまといっしょに準備していきたい」とコメントしました。
記者会見でコメントを発表する市長 記者会見で質問に答える市長