三菱マヒンドラ農機株式会社との連携協定締結式(5月1日)
三菱マヒンドラ農機株式会社と大田市との連携協定締結式が、5月1日に市役所でおこなわれました。
この連携協定は、農林水産省の「みどりの食料システム戦略」推進に向けた有機米生産技術の確立と普及に取り組むことで、持続可能な有機米の産地づくりを実現することを目的としています。
有機農業に積極的に取り組み、地域ブランドの確立を目指す大田市と、島根県に本社を置き、紙マルチ栽培体系の確立を目指す三菱マヒンドラ農機株式会社が協力し、紙マルチ栽培による持続可能な有機米の産地づくりに取り組むことで、新たな地域農業モデルの構築と地域振興の実現を目指します。
【連携および協力事項】
1.有機米産地の持続・発展に必要な人材育成に関すること
2.有機米の生産技術の普及に関すること
3.有機米の生産に必要な機械供給に関すること
4.有機米の加工・流通・販売に関すること
令和6年度、三菱マヒンドラ農機株式会社は有機米栽培に取り組む三瓶地区の5経営体へ向けて「紙マルチ田植機」を貸し出し、紙マルチ田植え研修会の開催や栽培方法に関する情報提供をおこないます。
市長は「紙マルチ田植え機の実証をはじめとする、有機米の産地づくりが開始できることは、担い手の増加や、産地の拡大などにつながるものであり、大田市の農業の発展に向けた契機として期待しています」と話しました。
三菱マヒンドラ農機株式会社の齋藤徹CEO取締役社長は「自治体との連携協定を締結するのは、全国で初めて。大田市の豊かな自然と環境の中で、日本を代表する有機米を全国に広げていきたい」と話しました。