「山口花車」島根県文化財愛護活動顕彰を受賞し表敬訪問(12月13日)
100年以上続く伝統ある行事「山口花車」を継承してきた山口花車実行委員会(須藤朋生会長)が島根県文化財愛護活動顕彰事業で表彰されたことを12月13日、市長に報告しました。
今年の11月3日には、山口八幡宮(山口町)で秋の例大祭があり、5年ぶりに「山口花車」が繰り出されました。
100年以上続く伝統あるこの行事は、高さ5mの花車を住民が押しながら集落を練り歩き、五穀豊穣を祝い、感謝するもの。今回は初めて子ども花車も制作されました。
参加者たちは太鼓や音頭に合わせ、色とりどりの紙花や絵馬が飾られた花車を回転させたり、前後に揺らすなどして、翌年の豊作を祈願しました。
子どもへの継承に力を入れている点が評価され、この度の受賞となりました。
市長は「ぐるっと回ると紙花が広がり、きらびやかで本当に綺麗。人口が減る中、大変だと思うが、これからも守り続けてほしい」と話しました。
須藤会長は「この伝統ある行事を、次世代の子どもたちにつないでいきたい」と話しました。