宗岡家外観
大森町にある江戸時代に役人の住宅として使われていた、大田市指定史跡「大森代官所 地役人遺宅宗岡家(じやくにんいたくむねおかけ)」の復元保存修理が終わり、3月24日、竣工式が行われました。
平成16年に宗岡家14代ご当主の宗岡光彰さまから、多額の寄付金とともに大田市にご寄贈いただいたものです。平成25年から行われた工事では土蔵や離れなどは、江戸時代後期の武家屋敷の特徴を残したまま修理し、4月から宿泊施設としても利用できるように、納屋の一部には台所、トイレシャワー室などをつくりました。
(下の写真左は主屋の流し、右はドラム式洗濯機が置かれた洗面所)
主屋の石でできた流し場 納屋の洗面室(ドラム式洗濯機を設置)
竣工式では、宗岡家で使用する机、椅子、書棚など大田市産の木材でつくられた木製備品を、農林中央金庫と島根県森林組合連合会からご寄付いただきました。

楫野市長は「これから多くの見学者に公開するとともに、『宿泊』など新たな活用を行いながら、来場者と市民の交流の場として、石見銀山の魅力が高まるよう活用していきたい」とあいさつしました。
竣工式での市長挨拶のようす

宗岡家の利用については、石見銀山課(電話0854-83-8131)までお問い合わせください。