寝台特急サンライズやホテルにシーツなどを提供する、リネンサプライ事業者の株式会社島根リネン(久手町)にお勤めの石橋直行さんが、9月4日に厚生労働大臣表彰を受賞され、11月12日、市長に受賞の報告をするため市役所を訪れました。
石橋さん

「優秀勤労障がい者表彰」は、9月の「障がい者雇用月間」にあわせ、障がい者の職業的自立の意欲喚起と、障がい者雇用に関する国民や事業主の理解を深めることを目的に、厚生労働省が主催している表彰制度です。
職業人として模範的な業績をあげている障がい者を表彰するもので、今年度は全国で23人が表彰され、うち島根からは石橋さんを含め2人が表彰されました。

石橋さんは現在独り暮らしをしながら、会社まで通い自立した生活をされており、勤続35年になるということで、この度の受賞となりました。
職場では洗い場で100キロ分の洗濯物が入る大きな洗濯機にシーツなどを入れ、脱水して取り出す作業をしているという石橋さん。受賞の感想を聞かれ、「とても嬉しい。これからもがんばりたい」と笑顔で答えてくださいました。
市長からは「本当におめでとうございます。これからもがんばってください」とエールが送られました。

島根リネンの従業員は22人の内13人が障がい者のかただそうです。障がい者雇用率およそ60%という、その功績と努力に対し、市長は同席された同社の田中保壽取締役会長と、森脇伊勢子代表取締役に対し「本当に尊敬します。これからも代々続けていかれるように願っています。並大抵のことではない」と敬意を表しました。

懇談の様子 市長を囲んで記念撮影