温泉津地区の環境整備事業に伴う発掘調査で石敢當が見つかりました。

石敢當は中国にルーツを持ち、現在でも九州南部や沖縄に多く見られる魔除けの石碑です。
「石敢當」との線刻のほか、右上に「來(来)龍」、左上に「進宝」と、縁起のいい文字も彫り込まれています。江戸時代前半頃までは使われていたとみられ、温泉津と中国や沖縄などとの関連の深さがうかがわれます。

高さ50センチ幅20センチほどの石に石敢當と刻まれた出土品の写真