ケーブルテレビとは

地上波放送や衛星放送をケーブルテレビ局(石見銀山テレビ放送株式会社)で一括して受信し、ケーブルテレビ局と各家庭を直接光ケーブルや同軸ケーブルで結ぶことで、自主放送を含めた多彩な番組放送を提供するシステムです。
また、高速インターネットサービスの提供も可能となり、将来的にはこのケーブルテレビ網を防災、防犯、医療、福祉、商業等のさまざまな分野において活用することができます

ケーブルテレビ接続イメージ

大田市が抱える情報化推進における課題解決に向けて

地域による情報格差の是正

市内におけるインターネット接続環境は、一部地域で光ケーブルによる超高速通信サービスが提供されているものの、多くの地域ではDSLによるサービス提供のみに留まっているため、住んでいる地域により大きな情報格差が生じています。

そこで、ケーブルテレビを利用することで、住んでいる地域を問わず、同じ環境で高速インターネットを利用することができます。 

テレビ難視聴問題への対応

中山間地域をかず多く有する大田市では、テレビの難視聴が課題となっていました。

ケーブルテレビでは、住んでいる場所や地域を問わず、アンテナ不要で、安定したテレビ画像を見ることができ、また、BS放送、CS放送、自主放送等、多彩なチャンネルを視聴することができます。

統一的な告知機能の確保

行政などからの情報伝達手段のひとつとなっている、有線放送・防災行政無線は、合併前の旧市町ごとに手段・運営形態が異なっており、市内統一での告知機能を確保する必要があります。また、施設設備の老朽化も切実な課題となっていました。

この告知機能の代替として、文字や画像を使ったデータ放送を利用することにより、見たい内容を見たい時に、テレビで確認することができます。

また、自主放送により、市議会の中継や、地域のイベントなど、地域に密着した大田市独自の番組を視聴することができ、さらには、音声告知端末を利用した音声告知放送の実施により、これまでの有線放送や防災行政無線のように防災・防犯情報やお知らせなどの行政情報を音声により受け取ることができます。
 大田市では、市内の情報格差を是正することで、情報の共有化による地域の活性化を図り、安全で安心な誰もが住みよいまちづくりを実現するために、平成20年度から、ケーブルテレビ施設整備事業を実施し、平成22年度に市内全域においてケーブルテレビ網が構築されました。