このたび、大田市が文化庁へ申請していた「石見の火山が伝える悠久の歴史‐”縄文の森””銀(しろがね)の山”と出逢える旅へ‐」が

 令和2年6月19日に日本遺産に認定されました。火山を軸に自然や文化、食といったインバウンドに訴求力のある内容を組み入れている点が評価されました。

(1)タイトル

「石見の火山が伝える悠久の歴史‐”縄文の森””銀(しろがね)の山”と出逢える旅へ‐」

(2)ストーリーの概要

 地下へ続く階段を下りていくと、目の前にそびえたつ幾本もの巨木。三瓶山の噴火で地中深くに埋まった縄文時代の木々が、悠久の時を超え、当時のままの姿を現しているのです。
 火山大国である日本。
 人々を脅かす噴火ですが、石見の国おおだにはさまざまな恩恵をもたらしてくれました。かつて世界に「ジパング(日本)」の名をとどろかせた石見銀山の鉱床もマグマから生まれたのです。
 そして火山が育んだ豊かな大地は生活を潤してくれました。
 暮らしの根っこに火山の歴史が息づくまち、石見の国おおだ。ここには火の国の恵みと出逢える旅が待っています。

埋もれていた杉が展示されている小豆原埋没林公園

【三瓶小豆原埋没林】  

緑の三瓶山を背景に牛が草を食む牧場景観

【三瓶山の牧野景観】

市長コメント

 大田市では平成30年度より、火山活動由来の地域資源についてとりまとめた「石見の火山が伝える悠久の歴史‐”縄文の森””銀(しろがね)の山”と出逢える旅へ‐」」の日本遺産認定を目指し、本年1月に2回目となる申請を行ったところ、このたび文化庁より認定となる連絡を受け、本日発表されたところでございます。

 日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを認定するもので、今年度、最後の21件が新たに認定され全国で104件となりました。

 審査委員会から、「三瓶小豆原埋没林の圧倒的な迫力が魅力であり、三瓶山系の自然、大江高山火山による石見銀山を、大地の記憶としてしっかりと繋ぐことができれば、大きな可能性が広がる」と高く評価をいただけたことは、非常に喜ばしいことであります。

 今後は、この日本遺産認定を契機に、当市の誇るこれらの地域資源の魅力を最大限に発信し、さらに多くの皆様に知っていただくことで、観光振興、地域活性化につなげていきたいと考えております。

 最後になりましたが、日本遺産認定にあたりご尽力とご協力を賜りましたすべての関係者の皆様に感謝を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

「石見の火山が伝える悠久の歴史」の基本情報

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pdfファイル「ストーリーの構成文化財一覧」をダウンロードする(PDF:2.1MB)

大田市日本遺産推進協議会のホームページ