【令和7年6月公表】大田市新庁舎整備に関する実施設計以降の発注方法について
大田市新庁舎整備の実施設計以降の発注方法について、この度再検討を行い、改めて方針を決定しました。
概要
大田市新庁舎整備の基本設計以降の発注方法については、大田市新庁舎整備基本計画において「基本設計を実施した後、実施設計と建設工事を一括で発注する、『基本設計先行型のDB(デザインビルド)方式』を基本として実施」するという方針を定めており、これまでその方針に基づき基本設計を進めていました。
基本計画時点では、設計・施工の早期一括発注によるコスト縮減効果と、一括入札による入札不調リスクの回避を主なメリットとして評価していたところです。
しかしながら、昨今の社会情勢において、建設現場の人手不足が進んでいる状況や、DB方式の入札不調が全国で多く見られる状況があることから、
この度大田市では、発注方式について、従来型の分離発注方式とDB方式で再度比較検討を行いました。
主な比較結果としては、以下のとおりとなりました。
・市のコスト縮減効果については、DBの早期一括発注が難しい状況であり、分離発注と差はない
・地元企業の参画については、分離発注と比べてDBの早期一括発注により長期拘束されるデメリットが大きくなっている
・入札に伴う不調や不落のリスク回避については、DBは参加者辞退が多くなっており、都度積算、発注する分離発注の方がリスクは低い
今後の対応
以上の比較結果をもとに、令和7年5月12日には市の新庁舎整備検討本部会議、同5月28日には市議会の新庁舎建設調査検討特別委員会でそれぞれ説明し、実施設計と施工を分離して発注する、従来型の分離発注方式で進めることで決定しましたので、お知らせします。
大田市では、適正な価格とスケジュールで事業を実施できるよう、引き続き設計、積算の精度を高めてまいります。
今後のスケジュール
・基本計画時点で公表していた令和8~9年度に実施設計、令和10~12年度に施工、令和13年度供用開始とするスケジュールには変更ありません。
・実施設計以降の発注情報については、従来型の分離発注方式を前提として、今後適時公表します。