土砂災害の種類と土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域

１、急傾斜地

※急傾斜地の崩壊（がけ崩れ）・・・傾斜度が30度以上である土地が崩壊する自然現象

＜土砂災害警戒区域＞
イ  傾斜度が30度以上で高さが5メートル以上の区域
ロ  急傾斜地の上端から水平距離が10メートル以内の区域
ハ  急傾斜地の下端から急傾斜地の高さ2倍（50メートルを超える場合は50メートル）以内の区域

＜土砂災害特別警戒区域 土砂災害警戒区域
　急傾斜地の崩壊に伴う土石などの移動により建築物に作用する力の大きさが、通常の建築物が土石などの移動に対して住民の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれのある損壊を生ずることなく耐えることのできる力の大きさを上回る区域 

２、土石流

※土石流・・・山腹が崩壊して生じた土石など又は渓流の土石などが水と一体となって流下する自然現象

＜土砂災害警戒区域 ＞
　土石流の発生のおそれのある渓流において、扇頂部から下流で勾配が2度以上の区域

＜土砂災害特別警戒区域 ＞
　土石流に伴う土石などの移動により建築物に作用する力の大きさが、通常の建築物が土石などの移動に対して住民の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれのある損壊を生ずることなく耐えることのできる力の大きさを上回る区域 

３、地すべり

※地すべり・・・土地の一部が地下水などに起因して滑る自然現象又はこれに伴って移動する自然現象
　　　　　　　　　　緩やかな斜面が広い範囲でゆっくり動くのが特徴です。

＜土砂災害警戒区域＞
イ  地滑り区域（地滑りしている区域または地滑りするおそれのある区域）
ロ  地滑り区域下端から、地滑り地塊の長さに相当する距離（250メートルを超える場合は、250メートル）の範囲内の区域

＜土砂災害特別警戒区域＞
　地すべりに伴う土石などの移動により建築物に作用する力の大きさが、通常の建築物が土石などの移動に対して住民の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれのある損壊を生ずることなく耐えることのできる力の大きさを上回る区域。
　（地滑りの地塊の滑りに伴って生じた土石などにより力が建築物に作用した時から30分間が経過した時において建築物に作用する力の大きさとし、地滑り区域の下端から最大で60メートルの範囲内の区域） 

※　詳しくは、県のホームページ（外部リンク）をご覧ください。　　
　http://www.pref.shimane.lg.jp/infra/river/sabo/boushihou/