有機米の試食会(11月28日)
大田市と三菱マヒンドラ農機株式会社は、令和6年5月に有機米の産地づくりに関する連携協定を締結し、大田市三瓶地区で紙マルチ田植機を使った有機米の栽培に協力して取り組んでいます。
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このたび、本取り組みで有機米が初収穫されたことを受け、実証結果の報告と試食会を実施しました。
紙マルチ田植機を使った栽培方法により、三瓶地区の5経営体(2.53ha)で約8tの有機米を収穫することができました。また、食味は4経営体で80を超える高スコア(70以上が良食味)となり、取組前よりも数値が向上しました。
栽培に取り組んだ生産者からは「毎年10人弱で1週間くらいは草取りをするが、今年はそれがなくてとてもよかった」「除草作業がなくて済むので、作付けも増やせそうだ」など、多くの好意的な意見が寄せられたとのことです。
農事組合法人百姓天国の三島賢三代表理事は「除草作業がなくなったことで作業効率が良くなったメリットは大きい。今後も大田市から出来る良質なお米を食べてもらいたい」と話しました。
試食をした市長は「とても甘くて本当に美味しいご飯。ぜひ多くの方に食べてもらいたい。」と話しました。
三菱マヒンドラ農機株式会社の齋藤徹社長は 「期待以上の良い結果が出たので、更なる自信に繋がった。消費者の有機米に対する需要は多いため、日本各所に広めていきたい」と話しました。
大田市は2025年度以降、試験栽培に参加する農家を増やし、“大田・三瓶の有機米”として産地づくりを進めていきます。