大田市中学校拡大生徒会の開催のねらい

〇市内中学校の生徒会役員が交流することで、生徒同士が互いに刺激し合える機会とする。

〇自校生徒会の取組方針を中心として意見交換をすることで、それぞれの学校の生徒会活動をよりよくしていこうとする意欲を高める。

〇大田市の中学校として共通実践内容の検討を通して連帯感を高める。

〇各校の発表や意見交換などの様子を市議会議員、市長、副市長及び教育委員等に広く傍聴してもらい、各校の取組を知ってもらう機会とする。さらに、現代の生徒が何を思い、何を考えているのか、直接生徒から聞き意見交換を行う交流の場とする。

日時

令和7年2月14日(金) 15:30~16:30

会場

大田市役所 4階 議場

参加者

各校生徒会執行部、教育委員、大田市議会議員、社会教育コーディネーター、関係各課職員、教育委員会事務局員

生徒会1 生徒会3

内容

〇 各校「生徒会イチオシの取組」発表

【第一中...四大祭の魅力UP】

1中

 

【第二中...繋がりタイム】

2中

 

【第三中…三中の魅力発信】

3中

 

【大田西中…あいカード】

西中

 

【志学中…にこにこ教室訪問の企画、実施】

志学中

 

【北三瓶中…児童生徒の仲を深める活動】

北三瓶中

 

〇 各校の取組について質問、感想、意見交流


協議1 協議3

協議2 協議5

〇質疑・意見交流まとめ

 大人からの質問・感想 生徒からの回答

・小規模校は地域と繋がった活動をしているが、大規模校は、地域と繋がる活動をしているか。

・一中生にはいつも芋植えで大変お世話になっている。感謝している。

・久利で芋を植える活動や、三瓶でユウスゲを植える活動をした。(一中)

・三中では「魅力発信」をされているとの発表だったが、SNSは活用しているか、予算あったらやりたいか。

・Tik Tokやインスタをやりたいと思っている生徒はいると思うが。

・学校のHPがあることを最近知った。SNS活用も考えたが、今は地道に新聞作成・配布などをやっていきたい。生徒一人ひとりの個性を活かし、地域に恩返ししたい。(三中)

・Tik Tokやインスタをやりたい生徒多数挙手あり。

・他校との交流はあるか。 ・志学中との交流は定期的にやっている。三瓶のスタディーキャンプなど。(三中)
・学校のWi-Fiに制限がかかっているが、解除してほしい等希望があるか。

・できるのであれば解除してほしい。(各校)

・やりたいけどできないことや、市にお願いしたいことはないか。

・あすてらすのロビーに展示できるスペースがある。ぜひ活用してほしい。

・市主催のイベントで、生徒が作ったものを展示などできたらいい。イベントに関わることで生徒も市のことを知ることができるし、市に関わることができる。

・小学校で、お祭りをしたいと提案があり、地域と一緒に夏祭りをしたことで、地域と児童がとても仲良くなったという事例がある。中学生ならもっと、地域を巻き込める力があると思う。何かできそうなことはないか。

・市内に子ども食堂が11ある。先日、みんなで集まり、情報共有が始まった。今後、様々な地域で子ども食堂ができると思う。もう少し待ってほしい。

・以前は、公民館まつりがあった。音楽や食べ物、地域の人の展示品、小中学生展示など。今はなくなっていることに気づいた。生徒と一緒に何かできたらと思う。

・地域を巻き込むなら、小さい子から高齢者まで巻き込めたほうがいいと思う。「子ども食堂」を大きな規模(あらゆる場所、いろいろな地域で)でできたらいいと思う。そこに生徒の作品を展示などもしてもいいと思う。
・地域と学校とのレクリエーションはあるか。 ・学校運営協議会の皆さんと、0から9の数字を使ったお題をもとに話し合い、繋がりをつくった。先生の提案を生徒がかたちにして実現した。(二中)

〇生徒間での質問・提案まとめ

質問・提案 回答
・ベルマークの回収方法は?(西中) ・1年を通して、回収している。集まったお金で、ボールを購入した。(一中)

・志学中でレクリエーションをされているが、どんな企画内容か。

(西中)

・昨年度の企画だが、バトミントンや鬼ごっこ。今年度もこれから企画する。(志学中) 

・体育祭がなくなり、まちセンでの交流に変わりフロワーカーリングなどを行った。今は球技大会をしている。他校と一緒に体育祭をしたい。三中を知ってほしい。9人の考えではなく、他校の生徒と意見交換しながら交流をしたい。(三中)

・二中のイチオシの取組である「繋がる」が実現できる。やってみたい。(二中)

〇大人からの提案まとめ

 ・「逃走中」をやってはどうか。以前、温泉津地域で行い、地域一緒になって楽しめた。

・生徒の意見をまとめて、どんどん提案をしてほしい。

〇生徒からの要望まとめ

・校舎がボロボロなので、建て替えをしてほしい。体育館の階段がかけている部分がある。トイレの天井が落ちてきたこともある。危ないと感じることがある。(二中)

開催後の生徒の感想(まとめ)

大田一中

  • 今回の拡大生徒会で大田一中以外のたくさんの学校から、いろいろな活動や工夫を聞くことができ、良い刺激になり、今までよりも柔軟な発想で活動ができると思った。
  • 他の学校が行っている、球技大会など一中でもやってみたいと思った。
  • 少人数の学校と、体育祭のような球技大会などできると、他校同士の繋がりもつくることができて、良い活動になると思う。
  • 「あいカード」や「ロング昼休み」などの取組は、学年を超えて生徒同士のきずなを深めあうことができそうで、今年の大田一中の生徒会スローガン「繋ぐ~同心協力~」を実現できる、全校生徒が「繋がる」ことができる、生かせる取組だと思った。
  • 今回の拡大生徒会で学んだことを生かし、私の考える、一人一人が相手のことを考え、協力・団結できる学校を創っていきたい。
  • インスタグラムなどのSNSで日々の学校生活の様子や四大祭の様子、地域の花火大会や夏祭りなど発信するということもやってみたい。

(質問、要望)

  • 大田一中は生徒数が多く、全校生徒が全員で遊べるような機会が少なく、また運動が苦手な人も楽しめる企画をしたいが、難しく、アドバイスをしてほしい。
  • オンラインで今回のような会ができるとより良い。

大田二中

  • 拡大生徒会を通して、ほかの学校のいろいろな活動を知ることができ、それを参考にして、これからの生徒会活動をより活発なものにしていこうと思った。
  • 他校の生徒会役員の発言の様子に刺激を受けた。
  • みんなで協力して大田市の中学校をよりよくできるように頑張りたい。
  • この拡大生徒会だけでなく、もっとたくさんの人で他校と交流できる時間があったら楽しそうだなと思った。
  • 授業の中で他校とオンラインをしながら交流することや、実際に会ってみて、鬼ごっこやお互いの学校を紹介をし合うなど、そのような活動ができたらいいなと思った。

(要望)

  • タブレットなどを使うことによって定期的にこのような活動ができる。

大田三中

  • 他校のスローガンや課題・取組んでいることを知ることで参考になることもたくさんあった。拡大生徒会を通して三中の魅力を多くの人に知ってもらえたと思う。
  • 少人数なので出来ないことがあるが、多人数の学校と関わることによって、多くの人や多くの考えに触れることで、少人数の学校から多人数の学校に行っても困らないと思う。
  • これまで出来なかった多人数の球技大会が可能になるので、今後、二中さんと生徒会同士で話し合い、やりたいことが実現できるよう仲良くなりがんばっていきたい。
  • 緊張しながらも、議員のみなさんの協力もあり、わかりやすく自分の意見をいうことができた。
  • 私が気になっていたことも、話題にでて、他の学校の意見を聞くことができたので、本当に、この、拡大生徒会に参加でき、良かったなと思った。議員さんたちのアドバイスも、参考にしたいと思う。

(要望)

  • 三中は、部活動の部員が少ないので限られた人としか練習や試合をすることができないので、他校の部活動の人と合宿や練習ができるようにしたい。

北三瓶中

  • 拡大生徒会に参加してみて、たくさんの学校の生徒会が、どのようなことをしているかや、今後どうしていきたいか考えを聞くことが出来て良かった。
  • ベルマークを回収することを本校では今までやっていたが、昨年からやっていないので、もう一度みんなで集めて学校で使えるものを購入して、自分たちの学校を少しでも良くしたい。
  • 他の中学校のイチオシの活動を聞くことにより、北三瓶中学校の生徒会にも活用できることが得られたと思う。

志学中

  • 議会の方や他の学校の生徒会の方と共に意見交換が出来る貴重な体験でとても良い時間になった。今まで思いつかなかった活動がたくさんあってびっくりした。いろんな学校と関わる機会が増えると楽しそうだと思った。
  • 生徒の仲を深めることが出来る活動として北三瓶中のロング昼休みの取り組みが良いなと思った。
  • どの学校も〇〇タイムや〇〇チェック、学校の魅力を発信する時間があって、その学校にしか出来ない活動でとても良いなと思った。
  • 地域の方を巻き込んだ活動も地域を活性化させるにはとても良いと思った。

(要望)

  • 他校との関わりが増えるイベントや行事があったら良い。

大田西中

  • 大田市内の他の中学校のイチオシの取組や活動などを話し合えて参考になることがたくさんあったと感じた。
  • 他校や地域との繋がりや交流の話題があったが、大田西中学校の2年生では英語の授業で宮崎県の檍(あおき)中学校との交流や、音読メーターというアプリを使い、大田市内の中学2年生と英文の音読で競い合うなどの取組を行った。
  • SNS利用、地域との交流を積極的に行い、「つながり」の輪を広げていけるような生徒会をつくっていきたい。

(質問・要望)

  • 私達の学校では、全体的に挨拶や返事、校歌斉唱時の声が小さいのが課題。他校ではそのようなことはないのか。また、解決するために行っている取組などあれば教えていただきたい。
  • 拡大生徒会を通して、私達の学校でも地域との繋がりを持ちたいと思ったが、企画・実施はどのように進めているのか。気をつけていること等もあれば教えてほしい。
  • (拡大生徒会について)意見交流のときに生徒同士が向き合って顔が見える形で行えるともっと話し合いやすくなるのではないかと思った。他にも、各校の発表のときに、その学校のフリップが生徒にも見えるようにした方が良いのではと思った。

 

全体