生活保護制度について
生活保護の内容、仕組み、権利、義務を理解していただくために
生活保護とは
この制度は、国が生活に困っている人に対して、そのお困りの程度や状況に応じて最低限度の生活を保障するとともに、一日も早く自分の力で生活ができるように援助することを目的にしています。
この制度では、生活保護法の要件にあてはまる場合は、どなたでも平等に保護を受けることができます。
また、この制度で保障される生活水準は、健康で文化的な生活を維持するためのものです。
生活保護のしくみ
生活保護は、原則として世帯を対象とします。世帯の構成や年齢により、国が定めた保護基準によって計算された最低限度の生活費が保障されます。
その世帯の収入が最低生活費に足りないとき、その足りない額を補うかたちで生活保護費が支給されます。
◎最低生活費は、世帯の人数や年齢を基にして、国が定めたものです。
◎収入とは、その世帯の勤労収入(アルバイト、賞与などの臨時収入を含みます)、年金、仕送り、手当、保険金など、世帯の全ての収入を合計したものです。
◎働いて得た収入からは、基礎控除や必要経費などの控除が認められています。
【保護が受けられる場合】
最低生活費 > 収入 → 不足分に対して生活保護費が支給されます。
【保護が受けられない場合】
最低生活費 ≦ 収入 → 収入が最低生活費以上ですので、生活保護費は支給されません。