児童虐待とは?
親や親にかわる養育者などが、子どもに対して行う次のような行為をいいます。
分 類 | 定 義 | 例えば… |
身体的虐待 | 児童の身体に外傷が生じ、又は生じる恐れのある暴行を加えること。 | 殴る、蹴る、溺れさせる、異物を飲ませる、戸外に締め出す、など。 |
性的虐待 | 児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること。 | 子どもへの性交、性的行為の強要、性器や性交を見せる、ポルノグラフィーの被写体に子どもを強要するなど。 |
ネグレクト (養育の拒否や放置) |
児童の心理の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、その他の保護者として監護を著しく怠ること。 | 家に閉じこめる、病気やケガをしても受診させない、適切な食事を与えない、ひどく不潔なままにする、自動車内や家に置き去りにするなど。 |
心理的虐待 | 児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な反応、児童が同居する家庭における配偶者等に対する暴力など児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。 | 言葉による脅し、脅迫、無視、兄弟間の差別的な扱いなど。 |
児童虐待が起こる要因は?
(1)子どもとの関係〜子どもの言動が気に入らない。発達が遅れているのでは?
(2)生活上のストレス〜夫婦不和。近隣とのトラブル。経済的不安。
(3)社会的孤立〜相談できる人、育児協力者がいない。
(4)自分自身の育ち方、親との関係についての問題。
こんな理由が重なって、虐待は起きます。
子どもを虐待から守るために・・・
もしや…と気になるお子さんや虐待を発見したときは、児童相談所又は子育て支援課までお知らせください。
国民には、虐待を受けたと思われる児童を発見した場合、速やかに通告する義務があり、通告者の秘密は守られます。児童虐待発生予防、早期発見・早期対応のために、皆さんの協力をお願いします!
☆児童相談所一覧は、こちらをクリック↓
http://www.pref.shimane.lg.jp/education/child/dantai/jidosodan/jidousoudannsyo.html(外部サイト)
☆電話相談機関一覧は、こちらをクリック↓
http://www.pref.shimane.lg.jp/education/child/kodomo/gyakutai/dennwasoudannmadoguti.html(外部サイト)
11月は「児童虐待防止推進月間」です!
虐待は家庭はもちろん、地域をあげて防止していくことが大切です。
皆さん一人ひとりが子どもを支え、守り、次代を担う子ども達が夢と希望を持って生きていける環境をつくっていきましょう。
「189知らせて守る子どもの未来」をダウンロードする(PDF:2.8MB)
体罰が許されないものであることが法定化されました
児童相談所への児童虐待の相談件数は増加の一途をたどっており、子どもの命が失われる痛ましい事件が続いています。
こうしたことを踏まえ、2019年6月に成立した児童福祉法等の改正法において体罰が許されないものが法定化され2020年4月1日から施行されました。
「子どもの体罰禁止」をダウンロードする(PDF:2.2MB)
安心感や信頼感、温かな関係で心地よい親子関係を!
子育てを担うことは、大変なことです。子どもに腹が立ったり、いらいらすることも…
日頃から子育ての具体的なポイントを参考に子どもと向き合い、周囲の力を借りながら子育てしていきましょう。
子育ての具体的なポイント
1.子どもの気持ちや考えに耳を傾けましょう
2.「言うことを聞かない」にもいろいろあります
3.子どもの成長・発達によっても異なることがあります
4.子どもの状況に応じて身の回りの環境を整えてみましょう
5.注意の方向を変えたり、子供のやる気に働きかけてみましょう
6.肯定文でわかりやすく、時には一緒にお手本を
7.良いこと、できていることを具体的に褒めましょう
保護者自身の工夫のポイント
1.否定的な感情が生じたときにはまずはそういう気持ちに気づき、認めることが大切です
2.自分の時間や心に余裕がない時には、深呼吸して気持ちを落ち着け、ゆっくり5秒数えたり
窓を開けて風にあたって気分転換しましょう
3.周囲の力を借りると解決することもあります。
勇気をもってSOSを出すことで、まだ気づいていない支援やサービスに出会えたりします。
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