(1)本谷地区発掘調査

本谷地区について継続して調査を行いました。
今年度は釜屋間歩周辺について、岩盤加工遺構を含めた間歩の北側の区域を中心に調査を行い、建物の柱穴、溜枡状の遺構や製錬遺構等が確認されました。
本谷地区については、平成15年度から継続して調査を進めてきた中で確認された遺構から、於紅ヶ谷地区や竹田地区の調査地点と比べ、この地区の方が長期に亘り銀生産が行われていたと推定されます。
なお、岩盤に堆積していた木の葉等を取り除き遺構の顕在化を行い、岩盤の表面に残された鑿跡なども確認されました。