三瓶浄水場における水道水の異臭味対応について

 

○異臭味物質の検出状況と三瓶浄水場での対応

  三瓶浄水場では、三瓶ダムの水を原水として浄水処理を行った後、市内各地へ配水しています。近年、三瓶ダムでは、水質が悪化し異臭味(カビ臭等)の原因物質が発生しています。
      平成29年度は、異臭味の原因物質であるジェオスミンと2-メチルイソボルネオール(2-MIB)が4月下旬に確認されたことから、浄水過程において活性炭を注入して異臭味原因物質を除去しました。
  また、8月22日午後以降、水道水にカビ臭がするとの苦情があったことから、三瓶浄水場において、活性炭の注入量を増量して、カビ臭を除去しました。9月28日以降、さらに原水のカビ臭濃度が上昇したので、引き続き活性炭注入量を増量して、カビ臭を除去しました。

  平成30年度はカビ臭の発生は確認していません。

  今後も、三瓶ダムの水質を注視しながら、三瓶浄水場において適切な浄水処理を行い、カビ臭の除去に努めてまいります。

pdfファイル「平成29年度 三瓶浄水場における異臭味原因物質の水質検査結果」をダウンロードする(PDF:135kB)

 

○8月22日(火)からのカビ臭について

 ・8月22日から8月29日にかけて、水道水にカビ臭がするとの苦情がありました。
 ・カビ臭(2-MIB)の水質検査結果は、8月22日:10ng/L  8月24日:3ng/Lでした。
 ・カビ臭の原因は、三瓶ダムのカビ臭原因物質が急激に増加したためです。
 ・三瓶浄水場では、活性炭注入量を増量しカビ臭の除去に努めています。
 ・9月28日から、さらに原水のカビ臭物質濃度が上昇しています。
 ・10月2日の原水のカビ臭濃度は、過去最高値の472ng/Lでした。 
 ・三瓶浄水場では、引き続き活性炭を増量し、カビ臭の除去に努めています。
 
    大変ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。 

 
○異臭味(カビ臭等)の原因物質

  水道水の異臭味(カビ臭等)の原因となる物質には、「ジェオスミン」と「2-メチルイソボルネオール(2-MIB)」があります。水道法で定められた水質基準は、ジェオスミン、2-MIBとも10ng(ナノグラム)/ℓ以下と定められています。(1ngナノグラム=10億分の1gグラム)