近年、消費者を取り巻く環境は、コロナ禍や物価高による影響やデジタル化の進展、災害の頻発などにより大きく変化しています。

悪質業者の手口は複雑かつ巧妙化しており、高齢者を狙った架空請求詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺、スマートフォンの普及に伴う各種トラブルなどの消費者被害は年々増加しています。

大田市では、こうした消費者トラブル被害防止のため、消費生活センターを設置し、専任の消費生活相談員を配置して、市民の皆さまの身近な相談窓口としてご利用いただけるよう、体制を整えております。

また、消費生活に関わる様々な情報提供を行うとともに、地域の団体を対象とした出前講座を実施することにより、消費者被害の未然防止、拡大防止に努めています。

市民の皆さまには、日頃から消費者被害情報に注意していただくとともに、消費者問題に関する困りごとやトラブルがあった場合は、一人で悩まずに、すぐに消費生活センターにご相談ください。

今後も、市民の皆さまが安全に安心して暮らせる地域社会をめざして、消費者行政の推進に取り組んでまいります。

                                                                                         令和5年12月 大田市長 楫野弘和