未就学児の医療費無料化について

 大田市では、子育て世帯の経済的負担を軽減するとともにお子さんが安心して必要な医療を受けられるよう、医療費の助成を行っています。

乳幼児等医療費助成制度とは

 病気にかかりやすい時期にある乳幼児等の健全な育成と、安心して子どもを産み育てることができる環境づくりを推進するため、小学校就学前の乳幼児の入通院、中学校卒業後から20歳未満までの児童等の慢性呼吸器疾患等16疾患群による入院を対象に医療費の助成を行います。

「慢性呼吸疾患等16疾患群による入院」とは・・?

 悪性新生物、慢性腎疾患、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、内分泌疾患、膠原病、糖尿病、先天性代謝異常、血液疾患、免疫疾患、神経・筋疾患、慢性消化器疾患、染色体又は遺伝子に変化を伴う症候群、皮膚疾患、骨系統疾患、脈管系疾患により、病院又は診療所に入院をした者(島根県小児慢性特定疾病医療支援受給者を除く)として、保健所長の意見により市長の認定を受けたものです。 

助成内容

 次の➀〜➂の区分にある乳幼児等の医療費を助成します。ただし、生活保護を受けている場合は対象となりません。

  1. 乳幼児(0歳から就学前まで) ⇒ 入院:無料、入院外:無料
  2. 中学校卒業後20歳未満の者の慢性呼吸器疾患等16疾患群にかかる入院 ⇒ 無料
  3. 中学校卒業後20歳未満の小児慢性特定疾病医療支援受給者証【島根県発行】にかかる医療費 ⇒ 無料(支援対象分の医療費のみ)
  • 対象となるのは、保険診療部分の医療費のみです。文書料や入院されたときの食事代、室料等は別に自己負担となります。
  • 上記のほか、病院によっては、保険外併用療養費(保険の対象とならない費用)を自己負担する場合があります。
    【保険外併用療養費の例】
     ・診療時間外受診時の特別料
     ・他の医療機関からの紹介状を持たずに200床以上の病院で初診した場合の特別料

診療を受けるとき

  1.  乳幼児(0歳から就学前まで) 

    「健康保険証」「乳幼児等医療費受給資格証」を必ず医療機関の窓口に提示してください。

    「乳幼児等医療費受給資格証」の対応をしていない医療機関で受診され窓口で支払いをされた場合
     払い戻し(償還払い)が受けられます。手続きについては下記をご確認ください。

     他の公費制度が優先されます。他の公費による助成を受けることができる場合は、必ず、他の公費制度の資格証・証明書等も一緒に医療機関窓口に提示してください。

     保育園、幼稚園の管理下で乳幼児が受けた災害による医療費の負担について
     「日本スポーツ振興センター」の災害共済給付制度の適用(初診から治癒までの自己負担額が1,000円以上の場合が対象)が優先します。
     『乳幼児等医療』は使用せず、保険制度の本人負担割合(2割)で一部負担金をお支払いいただき、保育園等を通じて災害共済給付の申請を行ってください。
  2. 中学校卒業後20歳未満の者の慢性呼吸器疾患等16疾患群にかかる入院
  3. 中学校卒業後20歳未満の小児慢性特定疾病医療支援受給者証【島根県発行】にかかる医療

    ➁と➂は受給資格証の交付はありません
    。医療機関等窓口での支払い後、申請により医療費の払い戻しをします。

払い戻しの手続きについて 

大田市市民課保険年金係または温泉津、仁摩各支所の窓口で手続きをすれば払い戻し(償還払い)が受けられます。

必要なもの

  1. 乳幼児(0歳から就学前まで)
    対象乳幼児の健康保険証、受給資格証、領収書、通帳など振込先の口座番号が確認できるもの
  2. 中学校卒業後20歳未満の者の慢性呼吸器疾患等16疾患群にかかる入院
    対象者の健康保険証、領収書、通帳など振込先の口座番号が確認できるもの、慢性呼吸器疾患等16疾患群に係る医療意見書(様式は大田市役所にあります)
  3. 中学校卒業後20歳未満の小児慢性特定疾病医療支援受給者証【島根県発行】にかかる医療
    対象者の健康保険証、領収書、通帳など振込先の口座番号が確認できるもの、小児慢性特定疾病医療支援受給者証

 お願い

限度額適用認定証の交付を受けてください

 病院等での受診の際、医療費が高額となる場合、所得等により一定の自己負担額(限度額)で精算がなされる「限度額適用認定証」の提示により、窓口負担が抑えられます。
 乳幼児等医療費助成制度は自己負担額に対して助成をしますので、本来は限度額までの範囲でしか助成を行いませんが、病院での精算時に、この限度額適用認定証の提示がない場合、乳幼児等医療費助成制度によって限度額を超えた部分についても助成していることとなります。
 限度額を超えた部分については保険者が「高額療養費」として給付するものでありますから、場合によっては、限度額を超えて助成している部分を返還していただくこととなりますのでご注意ください。

届け出が必要なとき

氏名、住所、健康保険証の記載内容に変更があったときは、大田市市民課保険年金係または温泉津、仁摩各支所の窓口へ必ず届出をしてください。